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          齊藤 秀樹  監督

 
 

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2025/01/01

3学期(後期後半)の意義(監督から)

Tweet ThisSend to Facebook | by:スタッフ
 あけましておめでとうございます(日本語)・Happy New Year(英語)・Bonne Annee(フランス語)・Ano Nuevo(イタリア語)・Gutes Neues Jahr(ドイツ語)・新年快楽(中国語)…。 
 本年も白井アスレチックアカデミーをよろしくお願いいたします。
           
   3学期(後期後半)の意義 監督 齊藤 秀樹

【1年のまとめ】 
  3学期(2期制の学校は後期後半)は学年最後の学期であり、1年のまとめの学期でもあります。1・2学期でやり残したことや、できなかったこと、わからなかった内容はないかもう一度振り返ってみて、全ての面で総点検をし、3学期中にしっかり身につけておきましょう。
 物事には「段階・系統」というものがあります。2年生のかけ算九九ができなければ、その後に出てくる分数や小数のかけ算はできないし、高学年で出会う通分や約分もできません。また、水に浮けない子は決して泳げないし、自分のことも自分でできない子が、他人のために何かをやってあげるなんて無理な注文です。

 このように今やっておかなければならないことをそのままにしておくと、必ずその「つけ」が後々の自分を苦しめることになります。簡単な例えを出して説明すると、4年生で習得すべき学習内容が「10」だとすると、4年生で「7」しか身につかなかった子は、次年度の5年生では10+3=「13」の内容を理解し、身につけなければならないことになります。更に、小学校時代に身につけるべき習得内容を「100」として、6年生終了の段階で「60」までしかできていなければ、中学校では「140」の内容を身につけるために大変な努力をしなければなりません。こういうことが繰り返されていくと、いざ自分の進路選択をするときになって、「あの時しっかりやっておけばよかった。」と後悔しても取り返しがつかないことになってしまいます。
 どうぞまとめの学期である3学期のうちに、やり残し、持ち越しがないようがんばりましょう。

【1年の始まり】
  ○年生という学年はそのままですが、3学期は令和7年(2025年)のはじめでもあります。日本は古くから「1年の計は元旦にあり」と言われてきました。年の初めは誰しもが「今年こそは…」という目標を持つはずです。「始めよければ全てよし」「千里の道も一歩より」「はじめのボタンを掛け違えると、最後のボタンははまらない」等のことわざがあるように、年の初めに「最初の一歩」を大切にしたいものです。
 以前にも何度か書きましたが、ノーベル賞受賞者の数学者である広中平祐氏は「人は目標を持つか持たないかで、その後の結果に大きな違いがでる」と言っています。
 新年に当たり、まずは今年の目標をしっかり持って、できるだけ早く「最初の1歩」を踏み出しましょう。

【次学年への心の準備】
  「1月は行く。2月は逃げる。3月は去る。」と言うとおり、3学期は1年で一番短い学期です。あと少しで、1年生は2年生に。4年生は高学年(5年生)に。5年生は最高学年(6年生)に。そして、6年生は中学生になります。
 実はこの進級・進学時に、上手く環境やシステムに適応できずに不登校になってしまう子が結構多いのです。特に6年生は「中一ギャップ」と言って、中学1年生になると小学校6年生の約3倍の子が不登校になってしまうそうです。次学年になってから適応していければいいのですが、今のうちから1年生と2年生の違い、低学年と中学年の違い、中学年と高学年の違い、そして小学校と中学校の違いを知り、その準備をしていくことは大切なことです。
 そういう意味で、3学期は「次学年への心の準備」でもあることを自覚して生活してほしいと思います。

 1月の始業式で、私はこのような話を毎年子どもたちにしていました。「今までと同じではない」という新たな気持ちで、3学期をスタートしてほしいと願っています。

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