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子どもの「ほめ方」「叱り方」③(監督から)日誌11/22 17:56

          齊藤 秀樹  監督

 
 

監督から

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2021/10/20

「食育」について考える②(監督から)

Tweet ThisSend to Facebook | by:スタッフ
  「食育」について考える②  監督 齊藤 秀樹
    先週は「偏食」について書きましたが、せっかくですので「食」について、もう少し別の角度から調査データを基に考えていきたいと思います。

【食に関するしつけ】
  現在の保護者が「食」に関して子どもに行っているしつけやマナーについてのアンケート調査を見ると、1位が「正しい姿勢で食べる」(肘をつかない等)2位が「いただきます」「ごちそうさま」をきちんと言う、で共に5割を超えています。次いで3位が「好き嫌いをしない」、4位が「食べ残さない」、5位が「箸を正しく使う」の順でした。
 では、現在の親が「自分が親から受けた食事のしつけ」についての調査を見てみると、1位が「好き嫌いをしない」で、2位が「食べ残さない」の順で、この項目は、自分が親から教えられたときよりも、子どもに教えている割合が低下していることがわかります。時代の変化に伴い、食生活の意識も変化してきていることがわかります。

【朝食について】
 昨今、朝食を食べないで登校する子が増加しているのではないかと問題視されているようですが、実際は、朝食を「毎日食べる」小学生の割合は9割を超えており、この結果は昭和63年の調査から現在まで約30年以上ほとんど変わっていないことがわかりました。
 しかし増加してはいないものの、朝食を取らない子が今も昔も小学生の1割いることは事実です。そこで「食べない」と答えた子の理由を聞いてみたところ、最も多かったのが「時間がない」、次いで「食べたくない」「眠い」という順でした。毎日の生活習慣が夜型(いつまでも起きていて、おやつをだらだら食べたり、夜食を取ったりする)になっており、朝はぎりぎりの時間に起き、食べる時間も食欲もないまま、急いで学校に行く子どもの実態がわかります。
 脳の重量は体重の2%ですが、エネルギーは体全体の20%を消費します。しかも夜でも脳は休まないので、朝になると「ガス欠状態」になります。脳のエネルギーであるブドウ糖は体にため込むことが出来ないため、まず、朝はご飯やパンなどの糖質を取ることが必要です。また、朝は体温が低いので朝食を取って早く体温をあげてやる必要があります。その結果、食後2時間くらいが一番学習能力が高まると言われています。さらに、内閣府の食育調査によると、「朝食を食べる子」は「食べない子」に比べてペーパーテストの得点が高いという成績との関係も明らかになっています。また、朝食を食べない子は、「つかれる」「イライラする」等と感じる割合も高いとされています。
 これらの調査からわかることは、「朝食を食べなければならない」ということよりも、就寝時間が遅く、睡眠時間が短いという基本的生活習慣の乱れが、子どもの学習能力や、気力、体力の低下の要因であることに注目する必要があると思います。

【「孤食化」する子どもたち】
  また、その一方で「朝食を子どもだけで食べる」割合が、平成5年に小学校1~3年で27.4%、4~6年32.6%であったのが、平成17年にはそれぞれ40.9%と40.3%と10ポイントも増加し、4割を超えたことがわかりました。共稼ぎ世帯が増加し、食卓を家族で囲む時間は、家族の大切なコミュニケーションの場であるという意識が薄くなり、食事は家族個々の時間に合わせて取らざるを得ない状況がわかります。
   人間の食の特性は“みんなと一緒に食べる=「共食」”のことです。どんなに栄養素の高い食事でも、一人で寂しい思いをして食べていれば心は満たされません。このことは、食事の時間を楽しいと感じられない小学生が、男子が27%、女子が21%おり、中学生になるとその割合が更に増加するという調査結果からも明らかです。
 今一度「食卓」の意味とその価値について考えてみることも必要なのかもしれません。「食卓」は、1mの距離を挟んで、一人ひとりの表情や息づかいを感じ、家族のコミュニケーションを図り、絆を深める場です。忙しい毎日ですが、よい食習慣をつけるためにも、楽しくみんなで食事する機会を意図的に作っていく必要がありそうです。
       
    参照…ベネッセ教育研究所資料、白井市教育センター室調査研究資料 他

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