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          齊藤 秀樹  監督

 
 

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2022/11/18

「キャリア教育」のススメ②(監督から)

Tweet ThisSend to Facebook | by:スタッフ
「キャリア教育」のススメ②  監督 齊藤 秀樹
   「キャリア教育」シリーズの続きを書きます。先週は、「ただ何となく、どんな仕事についても、今までと同じくらいの生活はできると安易に考えている子どもたちが多い。」というところまで書きました。

【金銭と労働】 
    子どもたちに「お金」について理解させるには、まず“金銭は労働によって得られるもの”ということを教えることが基本となります。
   今まで私が学級担任をしていたクラスの中に、小学校5年生で総額13万円のお年玉をもらったという子がいました。地元で会社経営をしていた家の娘さんなので、おそらくお正月にたくさんの社員や関係者が家に集まってきて、たくさんのお年玉をくれたのだろうと、特に気にもせず、ただ「すごいな。」と職員室での話題にはなっていました。しかし、その後本人からよくよく話を聞くと、お年玉を一番多くくれた人は父親で、その額はなんと3万円だったという話を聞いて愕然としました。

   その後、父親と会って話をする機会があったので、余計なことかもしれませんが、なぜそんなに我が子にお金をあげるのかと聞いてみたことがあります。何でも父曰く「自分は昔、貧乏でほしい物があっても買ってもらえず、ずいぶん惨めな思いをした。だからせめて娘にだけはそんな思いをさせたくない。」というのが教育方針なのだそうです。個々の家庭のことなので他人が口を挟むことではないかもしれませんが、私は「ほしい物が買えなかったことをバネに、将来を夢見て人一倍働き、努力したからこそ、今の生活があることをどうして子どもに教えないのだろう。」「この子にとってお金の価値って…。」と考えさせられました
 
 未だ労働経験のない子どもたちに、大人がお金を得るために、どんな苦労や努力をしているのか。自分に与えられたお金がどんなに大切で価値あるものなのかについて、子どものうちにしっかり教えておくことは大切なことだと思います。

【「働く」ということ】
   そういえば数年前に海外から日本の教育制度を視察に来た先生方が、ある高校の「進路相談室」を見せてもらうと、大学入試の資料しか置いていないその部屋に驚いて、「日本の『進路相談室』は、『進学相談室』のことなのか。」と言ったそうです。

 しかし最近は、どこの学校でも「職業体験」を実施するようになりました。前にも紹介したとおり私の勤務した学校では毎年30ヶ所近くの事業所の協力を得て半日の体験学習をしていました。また中学生になると2日間の本格的な「職業体験」が行われます。これは中学生のうちから体験を通して、職業(労働)について学び、大人の社会を知り、将来の夢を持ったり、心の準備をさせるというすばらしい取り組みだと思います(現在はコロナ禍で実施せず、事業所の職員を呼んで講話を受けるという学校も増えています)。毎年小学校にも「学校の先生になりたい」という夢を持った生徒が職業体験に来て、「先生の仕事の大変さがよくわかった。」「先生になりたいという気持ちが今まで以上に強くなった。」という感想を残して帰っていきます。

   私たちは今まで「働く」ことを通して「職業」(就労)や「金銭」という中身について、子どもたちと真剣に語り合うことが少なかった気がします。「ただ何となくフワフワと生きている若者たち」に“今と同じ生活が将来も保証されている訳ではない”ということを“自分の人生は自らの手で切り拓いていく”ことを、そして“日本の将来は、君たちの双肩にかかっている”ということを、大人が本気になって真正面から教え、伝えるべきだと思います。

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