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「父親」と「母親」考(監督から)日誌11/29 07:57

          齊藤 秀樹  監督

 
 

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2024/09/23

ホームページ110万アクセス達成(監督から)

Tweet ThisSend to Facebook | by:スタッフ
ホームページ110万アクセス達成  監督  齊藤 秀樹

    SAAのホームページが先週ついに110万アクセスを突破しました。今の形式にリニューアルした当初は1日平均100名くらいだった閲覧者数が、次第に増え続け、最近は平均1000名(一ヶ月17000名)の方々に毎日見てもらえるようになりました。
 保護者の方々と話していると「ホームページは常に子どもの姿を公開し、開かれたクラブづくりに努めてくれている」「ホームページは指導方針や子どもの様子を分かりやすく説明している」と答えてくれる方々がたくさんいました。このことからも、毎週更新しているホームページがクラブと家庭をつなぐ重要な橋渡しになっていることがよくわかります。
 今回はせっかくの機会ですので、今一度SAAにおけるホームページの重要性について考えていきたいと思います。

 ここ数十年で日本の社会は急激に変化してきました。グローバル社会(国際化の進展)、高度情報化社会(IT社会)、少子高齢化社会、規制緩和社会、情報公開社会、行政参加型社会…。私はこの中でも最も顕著なのが「価値多元化社会」の到来だと思っています。日本人が古くから持っていた、価値観や規範意識というものが多様化し、「求心力」(中心に集まる力)がなくなり、「遠心力」(中心から離れようとする力)によってどんどん人々の個性化、個別化が進んできました。そして、一人ひとりがバラバラで、核となる規範のない、まとまりのない社会になってきていると思います。
 
 さて現在、SAAは150人という別々の個性や生い立ちを持った子どもたちを、別々の環境や考え方を持った家庭(保護者)から預かり指導しています。ですから監督や先生方が「こういう考えで、こういう活動に力を入れて、子どもたちを育てたい。」と言っても、それに対して賛成・反対は当然出てきます。学校で個人面談をしても、各担任に対して「もっと宿題をたくさん出してほしい。」という家庭もあれば、「勉強は学校の中でしっかり教えてください。家では机上ではできない体験や子どもの才能を伸ばす学習をさせたいので…。」という方もいるでしょう。

 要するに大切なことは「クラブや学校のやり方は、我が家の子育てとは違うけど、何をしたいのか、どんな子どもに育てたいのかはよく理解できる。そしてその実現のために指導者や先生方は常に全力で子どもの指導に当たってくれている。そんな中で子どもたちは生き生きと活動し、精一杯がんばっている」ということだと思います。クラブや学校というところは「子どもをたくましく、かしこく、よりよい子に育てたい」という指導者と保護者の共通の願いのもとで、人と人とをつなぐ求心力を持った存在でありたいと思っています。

 学校の考え方や子どもの活動の様子が、常にホームページで公開されているということは、例えば、学校で本校の子どもたちは「連帯」する力が弱いので、クラスみんなで心を一つに団結して勝利をめざす「長縄とび」を頑張らせている、という学校の取り組みの主旨と、各クラスが全力で記録更新をめざして練習を重ねている様子が公開され、それを保護者が理解していれば、「家の子は長縄が嫌だから学校に行きたくないと言っています。是非、長縄大会はやめてほしい。」等という保護者からの不満や苦情が、学校に寄せられるようなことは少なくなると思います。
                                                                            
   SAAは、これからもクラブ内での教育活動や練習内容を毎週写真と共に保護者の皆さんにトップページで公開し、大会情報やフォトギャラリーのページを充実させ、更に「監督から」を通して、SAAの教育理念や教育内容を説明し、理解と支持を得る努力を継続していきたいと思います。今後ともご愛読いただけますようよろしくお願いいたします。

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