教育とは一朝一夕で身につくものではありません。毎日毎日の地道な積み重ねが子どもを育て成長させていきます。この作業は丹精込めた植物に、美しい花を咲かせる苦労に似ています。残り一週間で卒業していく6年生の子どもたちには、見事な大輪の花を咲かせて小学校を旅立ってほしいと願います。小学校の6年間で咲かせた花が、これからの人生の中で立派な実や種になりますよう期待しています。さて今週は2024年度の「監督から」に書いた名言(迷言)を今一度振り返ってみたいと思います。
「監督から」総集編 監督 齊藤 秀樹
・「子どもには無限の可能性がある」私たち指導者の仕事は「子どもの中に秘められた可能 性を、発見し、引き出し、伸ばし、輝かせること」だと思っています。
・「子育て」は「己育て」、「育児」は「育自」、「教育」は「共育」といいます。子どもを育てたり教えたりするには、まずは大人自身が、人間的に幅広く豊かに成長していくことです。また説得力のある言葉というのは、「何を言うか」でなく「誰が言うか」で決まります。
・「競争心」は優劣がつくという厳しい現実の中で、勝利という目標に向かって、少し でも自分を成長させるために、自分の可能性を伸ばすために必要だと思います。
・「教育の可能性を信じる」ことは、必ずしも結果において「平等」を意味するものではないと思います。
・「学校は病院ではない。まして警察でも裁判所でもない。学校は勉強を教えるところだ。」
・現在は「成人し結婚して子どもを持てば、自然に親になることができる」時代ではな いと思います。
・勝っても負けても、1位になっても転んでしまっても、成功しても失敗しても、自分 が今持っている力を最大限発揮して、“全力を尽くしてがんばる”ことが大切です。「全 力だからかっこいい」「全力だから美しい」「全力を尽くす姿は人を感動させる」と信 じます。
・子どもに手伝いをさせないというのは「一人前に扱われる喜びを奪っている」ことに つながります。マザーテレサが「人間にとって一番不幸なことは、お金がないことで も、病気になって死ぬことでもない。誰からも相手にされないことだ。」と言っている とおり、学校でも家庭でも、みんなの役に立っているという「存在感」や「有用感」 を持たせることが大切である。
・一昔前の父親は怖くて威厳のある存在だった。人の道に背くことや、人に迷惑をかけ たときはこっぴどく叱られた。また同時に大事な決定のキーパーソンでもあった。進学や就職、一人暮らしや結婚などの人生の選択において、父親に納得してもらうのが子どもにとっては一つの難関だった。
・「いつまでも、あると思うな、親と金」教育の最終目標は子どもの「自立」です。
・虐待や理不尽な要求を繰り返す一部の未熟な親は「子どもとの適切な距離感を持つ」 ことができない親が多い。
・子どものしつけの基本は、「承認」(子どもの考えを受け入れ、認めてあげること)と「拒否」(これだけは断固として認めない、譲らないこと)を明確に使い分けることです。
・「一生懸命頑張ったときは惜しげ無く応援し、怠けたり力を抜いたときはこっぴどく叱る」という「真剣さ」を求めなければ、子どもは決して一流にはなれないと思います。
・子どもを伸ばし、輝かせるのに一番大切な資質は「活力」だと思います。「活力」とは自分から「できるようになりたい。上手くなりたい。強くなりたい。勝ちたい。」という子ども自身が持っている「内側からのエネルギー」のことです。指導者がどんなに熱心に丁寧に教えても、子ども自身に「活力」がないと、子どもは決して伸びません。